給湯器交換の時期と心構え

給湯器の調子の判断は困難で、ある日突然に故障して「お湯が出ない!」と、あわてる事が多いものです。特に冬は水温が低いため、お湯を沸かす負担が大きくなり、急に壊れることの多い季節です。給湯器が故障する前触れは、次のような現象が起きる事が有り、経年劣化による部品の摩耗や基盤の故障などが主な原因です。「蛇口から出るお湯の温度が一定しない。

」「お湯を出す際に給湯器から「ボンッ」と大きな着火音がする。」「お風呂のお湯張りはできるが、設定温度よりぬるかったり、追い炊きができない。」「不完全燃焼のため、給湯器本体から黒い煙が出てくる。」給湯器各メーカーでは、標準的な使用条件での設計標準使用期間を定めており、家庭用給湯器は「10年」と設定されています。

給湯器が故障してメーカに修理依頼すると出張費用がかかり、たとえ部品が製造中止になって修理できない場合でも、その費用は負担しなければなりません。また部品が有って修理した場合は、その部品代・工事費も必要になります。たとえその時にメーカ修理が出来たとしても、永年経過により部品等の劣化により故障する可能性が有りますので、結果的には新しく給湯器交換をした方が安くなる場合もあります。給湯器設置後から10年から15年経過した時は、そろそろ給湯器交換時期が来た事を予定した方が良いでしょう。

給湯器交換費用は、数十万円かかり、決して安い物ではありません。給湯器は、いつかは故障し交換が必要だと思い、日頃より少しずつ積み立てておく方が良いでしょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする